ヨガを始めてみて、インストラクターに興味が出てきた!という方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、「私は体硬いからヨガインストラクターになれない…」と諦めていませんか?
そこで今回は、以下の疑問を解消していきます。
- 体が硬いけれど、ヨガインストラクターになれるのか?
- インストラクターになる際のメリットや注意点は?
ヨガインストラクターは体が柔らかいイメージが強いですが、硬いからこそのメリットもあります!ぜひチェックしてみてくださいね。
ヨガインストラクターは体が硬い人でもなれる理由
身体が硬くても、ヨガインストラクターになれます!
その理由は、下記の通りです。
- ヨガのポーズには軽減法がある
- ヨガは体が柔らかくなることだけが目的ではない
- 体が柔らかいヨガインストラクターばかりではない
一つずつ説明していきます!
①:ヨガのポーズには軽減法がある
体に故障や怪我があったり、まだ柔軟性が必要な方でもヨガができるように、ポーズには軽減法があります。
軽減法とは、最初から完成系を取らずに、プロップスと呼ばれる補助器具を使ったりポーズの取り方を変えて、心地いい場所に調整する方法のことを言います。
たとえば、膝を伸ばして前屈するポーズで背中が丸まったりもも裏に痛みがある場合は、心地よくもも裏が伸びて呼吸ができる場所まで膝を曲げたりします。
つい完成系を目指し、痛みを堪えてポーズをとってしまうこともあるかもしれませんが、こういった軽減法から始めることで少しずつ柔軟性が高まり、ポーズもとりやすくなっていきます。
軽減法を使っていくと、同じように体が硬い方に軽減法の的確なアドバイスができますよ。
②:ヨガは体が柔らかくなることだけが目的ではない
ヨガをしている=体が柔らかくなるというイメージがあるかもしれませんが、ヨガの本来の目的は呼吸やポーズ・瞑想を通して『自己を見つめ、心を安定させること』です。
ポーズの完成度や柔軟性に意識が向きがちですが、出来ないことにイライラしたり、心が不安定になっているのであれば、ヨガ本来の目的から外れてしまっています。
練習を繰り返すなかで柔軟性は高まっていくので、今のご自身の心地いい伸び具合を探りながら心の安定を優先していきましょう。
ポーズは、心を安定させるための一つのツールにすぎないということを念頭に置いておくといいですね。
③:体が柔らかいヨガインストラクターばかりではない
実は、ヨガインストラクター全員が体が柔らかいわけではありません。
インストラクターになってレッスンをするようになってから柔軟性が高まっていく方が多く、今まさに練習中です!というインストラクターももちろんいます。
お客様にポーズの流れや取り方を伝えていく中で、ある程度ポーズを取れることは必要ですが、レッスンを持つことで取れるようになるポーズも沢山ありますよ。
体が硬いヨガインストラクターのメリット
体が硬いヨガインストラクターのメリットは主に2つあります。
- 体が硬い方の気持ちが分かる
- 柔軟性の高まりや変化を、直に感じることができる
1つずつ説明していきます!
①:体が硬い方の気持ちが分かる
元々体が柔らかいインストラクターだと、硬い人がポーズを取った時に辛いポイントや痛みが出る場所を感じにくいという点があります。
自身の体が硬いことで、ポーズで辛いポイントが分かり、同じように悩んでいる方に心地よくポーズが取れる方法をお伝えしたり、共感することができます。
体が柔らかくポーズが綺麗なインストラクターも居ますが、体が硬いことに共感して、心地よい場所に導いてくれるインストラクターがいると安心してヨガができますよね。
②:柔軟性の高まりや変化を、直に感じる事ができる
ヨガを長く続けていると、同じポーズや流れを何度も繰り返すことがあると思います。
その結果、小さな変化に気付くことができるようになったり、体が硬かったことで心地よさや伸びが深まっている感覚を直に感じることができます。
始めた頃は痛みがあってできなかったポーズが気付いたら取れるようになっていたりすると、ヨガを続けるモチベーションにもなりますね。
体が硬い人がヨガインストラクターになる場合の注意点
体が硬い状態でレッスンをしていくには注意点もあります。
- 無理やりポーズを取ろうとしない
- 柔軟性を高めるための練習を怠らない
一つずつ説明していきます!
①:無理やりポーズを取ろうとしない
人前に立つとなると、ポーズを取ろうと無理をすることがあるかもしれません。
しかし無理やりポーズを取ろうとすると、頑張りすぎて呼吸が止まったり、庇っている部分への負荷が大きくなることで、怪我や故障に繋がってしまいます。
インストラクターがポーズの見た目にこだわって無理をしていると、受けているお客様も真似をして体を痛めてしまう可能性があるので、無理やりポーズを取ることはやめましょう。
②:柔軟性を高めるための練習を怠らない
体が硬くてインストラクターになれても、練習せずに硬いままでいると説得力がありません。
体が硬いうちは、練習したり苦手なポーズを取ることが億劫になることもあるかもしれませんが、継続して練習することで確実に柔軟性は高まっていきます。
体が硬い人の気持ちが分かり、その上で「ヨガを続けると柔らかくなっていきますよ」と伝えることができればとても説得力がありますよね。
【まとめ】
ここまで、『体が硬くてもヨガインストラクターになれるのか』お伝えしてきました。
- 体が硬くてもヨガインストラクターになれる!
- ヨガは体が柔らかくなることだけが目的ではない!
- 体が硬い人の気持ちがわかるメリットがある!
- 体が硬いお客様の気持ちがわかり、軽減法をお伝えできる!
- レッスン中に無理をして伸ばすと怪我に繋がるため、注意して行う!
柔軟性を高めるには、毎日ストレッチやヨガをするなど、体を緩める習慣がとても大切です。
体が硬い経験があることで、同じように悩まれるお客様に寄り添うことができます。
是非その経験を生かしながら、ヨガインストラクターを目指してみてくださいね。
ヨガの資格については以下の記事をチェック↓